後宮の烏|アニメ最終回結末ネタバレ!寿雪の正体と鳥漣娘娘とは?

最新アニメ
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

おはようございます。ゆきがれです。

【後宮の烏】のアニメが2022年10月より放送開始されます。

アニメ化する部分を、ネタバレしてから安心して観たい!

そんなあなたに【後宮の烏】をネタバレ有りでご紹介します。

また、情報は随時更新していきます。

スポンサーリンク

【後宮の烏】概要

後宮の烏】は白川紺子さん原作の小説作品。

集英社オレンジ文庫から刊行

2022年7月現在、既刊7巻で完結済み

【後宮の烏】のあらすじ

後宮の奥深くに住んでいる
妃でありながら夜伽をしない特別な妃・烏妃

その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば
少女だったと言う者もいた。

烏妃の名前は寿雪

彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで
何でも引き受けてくれるという。

時の皇帝・高峻は、ある依頼のため寿雪の元を訪れる。

二人の巡り合わせは、歴史をも覆す「秘密」を暴くことになる……。

【後宮の烏】のアニメ最終話結末までのネタバレ

この作品は中華風ファンタジーとなります。

初期から中期の彩雲国物語のような

明るく元気な作風とは正反対の

夜の闇を月あかりが照らすような

冬の日の日差しのような、そんな作品です。

【後宮の烏】烏妃・寿雪の正体

作品で一番の謎を持つ寿雪。

彼女の正体は、その生まれと、力の源の2つあります。

寿雪の血統の正体

前王朝の皇族であった

欒家の最後の生き残りです。

欒家は下のような特徴を持ちます。

・鼻筋の通った顎の小さな骨格
・目が大きいい
・手足が細く長い
・銀色に輝く髪

前王朝を滅ぼし、夏王朝を建てた

高俊の祖父の炎帝は、欒家を根絶やしにするため

欒家討伐の法を施行しています。

寿雪の祖母は婢女(身分が低く妃のような位がない)

だったことと、幼かった寿雪の母は

皇族名簿には記載がなかったため

その時は逃げられたのです。

また、欒家はその前の杼王朝(ひおうちょう)

その末裔でもあり、現王朝の夏家にとっては

敵としか言えません。

現皇帝の高峻は、寿雪と関わるうちに

この事実を知って、祖父が出した

欒家討伐の法律を廃し

寿雪は銀髪をさらせるようになります。

烏妃としての能力の正体

歴代の烏妃、そして当代の寿雪がもつ

呪殺から招魂、祈祷から失せ物探しまで

代償が払えるのであれば、行使してくれる不思議な力。

これは女神である烏連娘々のものです。

烏妃とは烏連娘々に使える巫覡、巫婆であり

烏連娘々に選ばれた女性のみが

その力を授かることで行使できます。

【後宮の烏】烏妃とはどんな存在なのか

現在

後宮の奥深くにある夜明宮(やめいきゅう)で暮らす妃です。

また、初代烏妃・香薔(こうしょう)から続く

烏連娘々に選ばれた巫婆(巫女)であるため

夜の伽をせず、皇帝に頭を垂れることもありません。

血統ではなく、烏連娘々からの神託により選ばれます。

しかし、歴史を遡ると烏妃とは元々冬の王と呼ばれていました。

この作品の国である、(しょう)には

・政治を担当する男の王 夏王⇒血筋による継承
・祭祀を担当する女の王 冬王⇒神託による継承

という2人の王がいたのです。
つまり、本来烏妃とは冬の王に当たる地位になります。

これが歴史を覆す秘密の一つです。

【後宮の烏】女神・烏連娘々(うれんにゃんにゃん)とは何者か

烏漣娘娘とは古くから信仰を集めていた女神。

夜と万物の生命を司ります。

真っ暗な夜、新月の夜に夜游神として

徘徊するという言い伝えがあり

寿雪は欒家の残党狩りから、母親と逃げた新月の夜に

次代の烏妃として選ばれたようです

烏連娘々は約1,000年前にあった鼇(ごう。大亀)の神との戦いで

危機に陥り、半分に身を割くことで逃げ延びました。

そしてその逃げ延びた半身が、初代烏妃である香薔(こうしょう)に宿ることに。

以来、新月の晩に烏連娘々は、半身を探すために

烏妃の体から抜け出して飛び回るのですが

その際、烏妃の体は引きちぎられるような痛みに襲われ

歴代の烏妃、そして当代の寿雪は苦しみ続けています。

【後宮の烏】は原作何巻の何話までアニメ化放送される?

現在、後宮の烏が何クールになるかは明言されていません。

しかし、近年ほとんどのアニメは1クールで様子見し

ある程度評判が良ければ、2クール制作という形のようです。

後宮の烏は小説ですので、1クール目は2巻までが濃厚です。

話の区切り的にも、神々の諍いや過去の烏妃の話の

深みにハマり込む前なので、ちょうどいいと思います。

小説1冊につき、4つぐらいの話がありますので

1つの話を2話か3話で、丁寧に描いてくれることを期待します。

【後宮の烏】アニメ最終話までの原作結末ネタバレ

1巻

翡翠の耳飾り

拾った翡翠の耳飾りの持ち主を知りたいと
皇帝である高峻が、寿雪の元へやってきます。
寿雪が術を用いるも、絞殺された妃の姿が。
しかし名前もわからないままでは、成仏もさせられない。
高俊が不憫に思い、寿雪は調査を開始。

結果、浮かび上がってきたのは
先帝の時代に自分の敵となる妃を
殺しまわっていた、現皇太后の罪とその証拠。

絞殺された妃は、その犠牲者の1人でした。

高峻が拾った、翡翠の耳飾りは片方のみでしたが
彼女の死を不審に思い、後宮に潜んでいた
彼女の元許嫁が持っていた、もう片方が揃うことで
殺された当時の、無残な姿だった彼女は
美しかったころの姿を取り戻し成仏していきました。

そして、今まで証拠がなく処断できなかった皇太后を
高峻はようやく処刑するのでした。

彼の生母と親友は、皇太后により嬲り殺され
自分も廃太子となっていました。
クーデターを起こし、皇帝になったものの
証拠がなく幽閉するしかなかったのです。

花笛

高峻の姉代わりである、花娘が寿雪の元へ。
彼女は亡くなった恋人・玄有に会いたいと願う。
魂が戻るはずの、彼女の持つ花笛に恋人の魂はない。
その魂を寿雪が探していくと
巫術の達人だった、前王朝の欒家の
欒冰月(らんひょうげつ)が憑りつく人物に当たる。

冰月から寿雪は取引を持ち掛けられるも
寿雪の護衛の活躍で冰月は撤退。

花娘の恋人だった玄有は、花娘に会ってから成仏していった。

雲雀公主

雲雀が1話、幽鬼となって彷徨っていた。
その雲雀は、皆殺しにされた欒家の雲雀公主が
可愛がっていた雲雀だという。

成仏できないのは、主である雲雀公主が
まだこの地にいるからだと。

雲雀公主の死因を探ると、友達となった宮女のために
薬草を取ろうとして池に落ちてしまったから。

寿雪は雲雀を天へと送り届ける。

玻璃に祈る

花笛に出てきた冰月がまた出てきます。
彼は欒王朝最後の皇帝の第2公主である
明珠公主の恋人でした。

しかし彼女は夏家が帝位を簒奪した際
後宮に軍が押し入ってきて、辱められる前に
柳の下で自害。

それ以来、柳の咲く時期にのみ
幽鬼になって現れるように。

実は、その柳の下に冰月からもらった
櫛を埋めており、それが気になって
成仏できずにいたのです。

冰月は寿雪に頼み、無事に明珠公主と再会。
2人はそのまま天へと上ったのでした。

またこの話で烏妃が冬の王であることが判明
高俊は寿雪のために、欒家討伐の法を廃し
友人になろうと申し出て、寿雪もそれを受け入れて終わります。

2巻

青燕

飛燕宮には宦官の幽鬼が出る。
それを伝えた幼い宦官が、罰を受けている現場を見て
寿雪はその宦官を庇います。

その幽鬼は生前に、主に喜んでもらいたい一心で
後宮ではは禁じられている殺生をしてしまい
斬首にされた幼い宦官でした。

青燕を殺したことを悔やんでおり
寿雪がその心を解きほぐすことで成仏しました。

この後の新月の夜、寿雪が女神が体から抜け出る苦しみに
耐えているのですが、そこで梟の顔をみて恐ろしくなります。

その感情は寿雪ではなく、女神のものでした。

水の聲

見下されていた分家の娘は後宮に入り
女は子が産めずに結婚先から追い出された。
その女は、後宮に入った分家の娘の侍女となる。

しかし分家の娘はやがて自害。
その死後、女にはその声が水底から聞こえてくるように。

実はその声は幻聴であり、生み出していたのは
女の悔いる心と罪の意識だった。

一方高俊は、寿雪と先代烏妃の麗娘の知人、魚泳を会わせる。
麗娘と魚泳は幼馴染であり、魚泳は恋心も抱いていた。

自分が大切にしていた麗娘は、歴代烏妃と同じように
誰とも交わらず、孤独に生きて終わった。

しかし寿雪には、ここまでに重ねた縁により
皇帝である高峻だけではなく、人々が集まりつつある。

そのことに魚泳はどうしても飲み下しきれない
澱みのようなものを抱えていた。

仮面の男

被ると怪しい男の影が見えるという
布作面となるものが、高峻の元へ持ち込まれる。

音楽の鬼才、文字通り鬼になりかけ
その前に死んだ男の持ち物でした。

寿雪はその男の過去を調べ
あの世へと送ってやります。

男と関わっていた楽師も、男が死んだことに
どうにかできなかったのか、と悔やんでいたことで
同じように成仏できずにいましたが
寿雪は鬼になる前で良かったのだと伝え
楽師も成仏していきました。

想夫香

後宮で宮女が喉を食い破られた姿でみつかった。

犯人捜しが始まるが
寿雪が調査を頼んだ、温螢が戻ってこない。

高峻へ許可を取り、怪しいと睨んでいた宮へ乗り込み
温螢はギリギリのところで助かる。

犯人は、ゾンビのような動く虚ろな死体。

亡くなった愛しい兄に会いたいがために
ある妃が蘇らせたものだった。

そして、それを作ったのは宵月という男。
宵月は体を借りているだけで、実態は人間ではなく
烏連娘々の兄だという。

彼は神の住む国、幽宮(かくれのみや)の葬者部(はぶりべ)。
烏連娘々は岬部(みさきべ)。
そしてこの国は流刑地だと述べる。

さらに彼は何故か妹である、烏連娘々を殺そうとしており
彼女を体に封じている寿雪も、当然殺す対象としていた。

彼は分が悪いとみて、この場を離れていった。

黒幕はいなくなったものの、後宮には皇帝以外の男は入れない。
宵月を後宮へ招き入れた犯人がいる。

手引きをしたのは、『水の聲』で出てきた魚泳。

彼は自分が愛した麗娘は、孤独に生きて死んだのに
寿雪は人と交わり、優しい人々に囲まれている

そんな澱みが大きくなりすぎて、今回の事件を起こしたのでした。

高峻は寿雪の知らないところで、魚泳を免職し

後宮から出しますが、寿雪はそれを知らず

隠居することになったと信じていて

魚泳の後継になった千里も、それに合わせています。

【後宮の烏】ネタバレまとめ

丁寧に作り込まれた、美しい作品だと思います。

2巻までの事件は全て、もう終わったことであり
どうにもならないのが、非常に切なくもありますが
その分、寿雪や高俊はこれから変えていけることが
非常に愛しくもあると思います。

2巻の終わりで寿雪が変化を見せ始め
烏連娘々や烏妃、過去の王朝など、深い要素も
チラ見せしているので、出来れば完結まで
アニメ化してほしいところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました